はじめに ── 4社同時決算が描く「AIインフラの地殻変動」
2026年4月29日から30日にかけて、シリコンバレーの巨人たちが一斉に四半期決算を発表した。Alphabet、Amazon、Microsoft、Meta。この4社の決算は、単なる業績報告にとどまらず、AI時代のインフラ地図がどう塗り替えられようとしているかを如実に示していた。
共通して見えたのは、AI需要を追い風にクラウド事業が爆発的な成長を遂げていること、そしてAI関連の設備投資が過去最大規模に膨れ上がっていることだ。Alphabetは純利益が前年同期比81%増の約6,260億ドル、Google Cloudは63%増収で初の四半期200億ドルを突破。AmazonのAWSは28%増、MicrosoftのAzureは40%増。数字そのものが驚異的だが、もっと重要なのはその背後にある構造変化だ。
4社が示したAI設備投資の合計見通しは、なんと7,250億ドル(約110兆円)。これは単なる設備投資ではない。半導体、データセンター、電力、冷却、ネットワーク──。AIインフラの全層にわたる巨額の投資が、IT産業の地殻変動を引き