2026年上半期、私たちは「今までの前提が崩れた半年」を経験した。中東情勢の悪化に伴うホルムズ海峡封鎖、ガソリン価格の急騰、物価上昇率2.8%の経済的打撃、JR東日本の民営化後初となる運賃値上げ、航空自衛隊の組織改編、東日本大震災から15年の節目、そしてベネズエラ大地震による2,595人超の死者——国内外で相次いだ歴史的出来事が、これまでの常識を次々と覆していった。
本記事では、この激動の6カ月を振り返り、それぞれの出来事が日本と世界にどのような影響を与えたのかを多角的に分析する。
中東クライシス — ホルムズ海峡封鎖が世界を揺らした
2026年2月28日、イスラエルと米国がイランに対する軍事行動を開始した。イランはホルムズ海峡での船舶攻撃という形で激しく反撃し、世界の物流の要衝である同海峡は事実上の封鎖状態に陥った。
3月に米軍が大規模な攻撃を敢行した後、4月には電撃的な停戦合意が成立。しかし、その平和は束の間だった。わずか数日後、ホルムズ海峡は再び封鎖され、事態は混迷を深めていく。
米国エネルギー情報局(EIA)の推計によれば、この危機により日量1,050万バレルも