改革

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政治・社会

皇族数確保策がついに合意 ― 女性皇族の身分保持と旧宮家養子案の全容

2026年6月10日、日本の皇室制度は歴史的な転換点を迎えた。衆参両院の正副議長が主導する「全体会議」で、皇族数の確保策について「立法府の総意」が取りまとめられたのだ。9年間の先送りを経て、ついに政治が動いた。 本記事では、なぜ皇族数の確保が急務なのか、合意された2つの案の内容、そしてまだ残されている課題をわかりやすく解説する。 皇族はなぜ減り続けているのか ― 30年で26人から16人へ 1996年、皇室の方々は26人いた。それが現在、天皇陛下(65歳)を含めてわずか16人まで減少した。さらに、皇位継承権を持つ皇族はたった3人にとどまる。このままでは、秋篠宮家の悠仁さまが天皇として即位される頃には、皇室活動を支える皇族が決定的に不足するという懸念が現実味を帯びている。 減少の仕組み ― 女性皇族は結婚で「皇族でなくなる」 皇族減少の最大の要因は、現行の皇室典範が定める制度そのものにある。現在の法律では、女性皇族は結婚と同時に皇籍を離脱しなければならない。男性皇族の配偶者は皇族になれるのに、女性皇族の配偶者は皇族になれない ― この非対称な制度が、着実に皇族の数を減らして
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国際・地政学

トランプ相互関税1周年——日本経済に刻まれた打撃と、次なる岐路

2025年4月2日、ドナルド・トランプ米大統領はホワイトハウスのローズガーデンに立ち、「今日は解放の日だ」と高らかに宣言した。世界各国・地域を対象とした相互関税の電撃発表は、戦後80年にわたって築かれてきた自由貿易の秩序を根底から揺さぶった。あれから1年。2026年4月2日の今日、日本経済はその「解放の日」がもたらした傷跡を抱えながら、新たな岐路に立っている。 「解放の日」から1年——世界貿易に何が起きたか 2025年4月の相互関税発動以降、世界の貿易構造は急速に変容した。最大のターゲットとなった中国からの対米輸出は激減した一方、皮肉なことに米国のモノの貿易赤字はむしろ拡大した。その主因はデータセンター建設ブームによる半導体・コンピューターの大量輸入だ。これらは関税の免除対象だったため、輸入依存の構造は変わらなかった。 「製造業の米国回帰」という掛け声もまだ道半ばだ。高い労働コストが壁となり、関税を課しても国内生産を増やすことは容易ではなかった。日本企業は対米投資拡大を表明しながらも、引き続き米国への輸出を続け、コストを見ながら現地生産と組み合わせる「ハイブリッド戦略」を模索し
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