SNS規制

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政治・社会

フランスが世界に先駆けて未成年者のSNS禁止法を成立——15歳未満のアクセス制限が問いかける「子どものデジタル権利」とは

はじめに — 世界が動き始めた「子どもとSNS」の規制 2026年7月21日、フランス議会は世界に先駆けて大きな決断を下しました。15歳未満の児童に対するソーシャルネットワーク(SNS)へのアクセスを原則禁止する法律が、上下両院で圧倒的多数の賛成によって可決されたのです。上院では賛成243票・反対2票、国民議会(下院)でも賛成279票・反対81票という、まさに超党派的な支持を得て成立しました。 エマニュエル・マクロン大統領は即座に声明を発表し、「フランスは子どもとティーンエイジャーを保護する欧州の先駆者となる」と宣言しました。この一言に、本法が持つ世界的な意義が凝縮されています。 EU加盟国で初、世界でもオーストラリアに次ぐ事例 フランスに先立つこと約半年、2025年12月にオーストラリアが16歳未満のSNSアカウント保持を禁止する法律を世界で初めて成立させていました。しかし、フランスの法律は異なる意味を持っています。それはEU加盟国として初の事例だからです。 EUでは、デジタル規制の大部分が「デジタルサービス法(DSA)」という共通ルールによって管理されています。この枠組
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フランスが15歳未満のSNS利用を禁止――世界の未成年者SNS規制の潮流と日本への示唆

フランスが15歳未満のSNS利用を禁止――世界の未成年者SNS規制の潮流と日本への示唆 はじめに — 子どものSNS、どこまで親がコントロールできる? 「うちの子、もう小3でTikTokを見ているんですが…」 このような声を、親御さんの集まる場で耳にすることが増えました。日本では10歳以上の小学生の4人に3人がスマートフォンを持ち、中高生の保有率は9割を超えます。12〜17歳の約6割が「ほぼ毎日」YouTubeを利用し、TikTokとInstagramも約4割に達しています。 そんな中、2026年7月21日、フランス議会は15歳未満の子どもによるSNS利用を禁止する法案を圧倒的多数で可決しました。ヨーロッパでは初の試みです。オーストラリアが2025年12月に世界初の16歳未満SNS禁止法を施行してからわずか7ヶ月、世界的に20カ国以上が同様の規制を導入・検討しています。 本記事では、フランスの法案の詳細、オーストラリアの施行後半年の実績、世界各国の規制動向、そして日本における議論の現状を整理します。「子どもとSNS」という時代の課題に、どう向き合うべきかを考える材料を提供し
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政治・社会

EUが13歳未満の子どものSNS利用制限へ — 世界のデジタル児童保護規制の潮流

EUが13歳未満の子どものSNS利用制限へ — 世界のデジタル児童保護規制の潮流 2026年7月13日、EUのウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長は、13歳未満の子どもによるソーシャルメディア利用を制限する方針を発表しました。専門家パネルが提出した最終報告書を受け、2026年9月の施政方針演説での立法提案が見込まれています。 これは単一の地域の出来事ではありません。世界は今、子どものSNS利用をめぐる規制の「同時進行」の渦中にあります。 オーストラリアは2025年12月、世界に先駆けて16歳未満のSNS利用を禁止する法律を施行しました。対象はFacebook、Instagram、TikTok、X、YouTubeなど10のプラットフォームで、違反企業には最大約54億6,000万円の罰金が科されます。イギリスもこれに続き、2027年春をメドに16歳未満のSNS禁止を決定。「子どもたちに子ども時代を取り戻そう」と政府は宣言しています。 そして日本でも、総務省が2026年4月にSNS利用開始時の年齢制限を事業者に求める案を提示しました。政府は法改正も視野に、2026年夏にも対策を
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