スーパーコンピュータ

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AI・テクノロジー

ニューロモルフィックコンピューティングとは何か:脳型チップがAIの消費電力を1/1000にする仕組み

Section 1: はじめに — AIの「消費電力の壁」と脳型コンピューティングの約束 ChatGPTの一回の推論に2-3kWh、これは一般家庭の1日分の電力消費に相当する。AI産業は爆発的に拡大しているが、その裏でデータセンターの消費電力は深刻な課題となっている。一方、人間の脳はわずか約20W(電球1個分)の消費電力で、スーパーコンピュータを凌駕する高度な情報処理を実現している。 この「脳の効率」に着目した技術が「ニューロモルフィックコンピューティング(脳型コンピューティング)」だ。人間の脳の神経回路構造をハードウェアレベルで模倣することで、従来のGPUと比較して消費電力を1/1000に削減しながら、センサーデータ処理を100倍高速化できる可能性を秘めている。 本記事では、ニューロモルフィックコンピューティングの基本原理から主要チップの比較、実応用例までを包括的に解説し、AIの消費電力問題を解決する次世代技術の全貌に迫る。 Section 2: ニューロモルフィックコンピューティングとは — 基本原理の解説 ニューロモルフィックコンピューティングとは、「神経(neu
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AI・テクノロジー

AIは「守」で立ち止まる──千利休の守破離が照らす、人間とAIの発想の分業論

リード ── 噛み合わない2つのニュースを、あえて重ねてみる 2026年6月、一見すると無関係な2つの話題が前後して流れてきた。 ひとつは、理化学研究所がAI for Science用スーパーコンピュータを「理究(りきゅう)」と命名し、その思想的支柱に茶聖・千利休の「守破離」を据えたというニュース。もうひとつは、Forbesに掲載されたベンチャーキャピタル(VC)論考「過去を学んだAIは、未来を変えるスタートアップを見つけられるか」だ。前者はAIの輝かしい可能性を、後者はAIの構造的な限界を語っている。 普通なら、別々のフォルダにしまって終わりだろう。だが本稿はあえてこの2つを重ねる。なぜなら、片方が抱える「問い」に、もう片方が「答え」を持っているからだ。Forbesが指摘するAIの弱点は、守破離というレンズを通すと驚くほど明快に整理できる。そして整理できた瞬間に、人間とAIの新しい役割分担――いわば「発想の分業論」――が立ち上がってくる。 背景 ── 2つの論点を並べる Forbesの指摘:AIは過去の天才、未来の凡人 Forbesの論考の核心はシンプルだ。今やV
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