物価

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政治・社会

賃上げ5%でも生活は楽にならない——2026年日本の実質賃金と物価高の罠

5%の賃上げが届かない理由 「今年も給料が上がったはずなのに、なぜか財布の中身は前より軽い——。」 そう感じたことがある人は、決して少なくないはずです。 2026年の春闘で、日本の労働組合は3年連続で5%超の賃上げを実現しました。連合の最終集計では5.01%、第1回集計では5.26%という数字が発表され、ニュースでは「歴史的な賃上げが続く」と報じられています。厚生労働省ベースでは、第一生命経済研究所の予測で5.45%に達すると見られています。 数字だけを見れば、これは「賃金が上がっている」と言えます。少なくとも、額面上の給与は確実に増えている。 でも、生活は本当に楽になっているでしょうか。 コンビニの棚、スーパーのレシート、本屋の棚 朝、コンビニでおにぎりを買う。以前は110円だったものが、いつの間にか130円になっている。 週末、スーパーで買い物をしてレシートを見る。「先週より300円高い」。品物は同じなのに。 本屋に行けば、漫画の単行本がかつての450円から650円に値上がりしている。手持ちの小遣いで買える冊数は、明らかに減った。 これらはすべて、物価が上がっ
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ビジネス・経済

2026年7月の物価高――企業物価指数7.1%上昇と食品値上げ2,566品目が映す日本経済の現実

はじめに――日常に迫る物価高の実感 最近、スーパーで買い物をしたとき、「あれ、前より高くなってない?」と感じた経験はないだろうか。お気に入りの食パンが10円高くなり、即席麺の袋がいつもより少し軽くなり、ガソリンスタンドで給油メーターが止まる位置が早くなった――。こうした小さな変化が、実は大きな波の始まりを告げている。 2026年7月、日本経済を映す2つの数字が私たちの生活に直結している。 1つ目の数字は「7.1%」。 日本銀行が7月10日に発表した6月の国内企業物価指数が、前年同月比で7.1%上昇した。これは2023年3月以来、3年3ヶ月ぶりの高水準だ。企業間で取引される商品の価格が、1年前より平均して7.1%も高くなっている。非鉄金属は39.2%、石油・石炭製品は22.8%も上昇しており、原材料コストの上昇が企業を直撃している。 2つ目の数字は「2,566品目」。 帝国データバンクの調査によると、2026年7月に値上げされる飲食料品は2,566品目に達する。6月の1,078品目から2倍以上に跳ね上がり、4月以来3ヶ月ぶりに単月2,000品目を超えた。パン1,078品目、加工食
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