2025年、米の価格は5kgあたり4,000円前後まで急騰し、家計を直撃しました。しかし2026年の新米シーズンに入ると値動きは一変し、スーパーの店頭価格は5kg平均3,003円まで下がって、2年ぶりに3,100円を割り込みました。米の値段はなぜこれほど高騰し、そしていま、なぜ下がっているのでしょうか。本記事では、最新の価格データと備蓄米放出などの政策動向に沿って、「米の値段」の仕組みを解きほぐします。
いま米で何が起きている?――2年ぶりの安値に下がった店頭価格
まずは、私たちが実際に目にする店頭の価格から見ていきましょう。時事通信がまとめたスーパーの販売データ(週次集計・2026年10月半ば時点)によると、米の平均価格は5kgあたり3,003円で、前週から109円安くなり、実に2年ぶりに3,100円を下回りました。前年は新米シーズンこそが値上がりの起点でしたが、今年は逆に、週を追うごとに値下がりが続いています。「なんだか米が安くなった気がする」と感じている方にとっては、日々の買い物での実感が数字で裏づけられたかたちです。
店頭だけではなく、流通の上流でも価格は下がっています