立憲民主

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政治・社会

皇室典範改正案、参院審議入り 女性皇族の身分保持と旧宮家養子縁組を巡る攻防

皇族数の減少に歯止めをかけるための皇室典範改正案が、2026年7月15日に参議院皇室典範等の一部を改正する法律案特別委員会で審議入りした。女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持できるようにする案と、旧11宮家出身の男系男子を養子縁組によって皇族に迎える案の「2本柱」からなるこの改正案は、今国会の会期末(7月17日)までに与党などの賛成多数で成立する公算が大きいとされる一方、与野党の受け止めは大きく割れている。皇位継承という国家の根幹に関わるテーマだけに、賛否双方の主張と、そこに至るまでの経緯を整理する。 この記事のポイント * 皇室典範改正案が2026年7月15日に参院特別委員会で審議入り。会期末(7月17日)までに成立する公算が大きい。 * 柱は「女性皇族の結婚後の身分保持」「旧11宮家男系男子の養子縁組」の2本。いずれも男系男子による皇位継承維持が前提。 * 立憲民主党は「改悪」と批判、日本保守党は逆に女性皇族の身分保持案に反対と、批判は与野党の枠を超えて交錯。 * 世論調査では女性・女系天皇への支持が6〜9割と高いが、今回の改正案はその是非には踏み込んでいない。 背景
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政治・社会

「国旗損壊罪」参院審議入り ― 賛成56%の世論と刑事法学者148人の反対声明が示す分断

2026年7月9日、日本の国旗を傷つける行為に刑罰を科す「国旗の損壊等の処罰に関する法律案」(通称・国旗損壊罪法案)が参議院内閣委員会で実質審議入りした。同じ日、松宮孝明・立命館大学法科大学院特任教授ら刑事法学者148人が「表現の自由が制限される危険で重大な疑義がある」とする反対声明を発表し、東京都内で記者会見を開いた。一方、時事通信や産経新聞・FNNの合同世論調査では賛成が56%台と反対を大きく上回っており、世論と法律の専門家の間で評価が割れる異例の展開になっている。自民、日本維新の会、国民民主党、参政党の4党が共同提出しており、与党が少数となっている参院でも成立の公算が大きい。 背景 ― なぜ今、国旗の「保護」が議論されるのか 現行の刑法92条には「外国国章損壊罪」という規定があり、外国に対して侮辱を加える目的で他国の国旗や国章を損壊・除去・汚損した場合、2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金が科される。ところが同じ行為を自国の日章旗(日の丸)に対して行っても、これに相当する処罰規定は存在しない。器物損壊罪(3年以下の懲役または30万円以下の罰金・科料)が適用される余地
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AI・テクノロジー

AI開発のためなら「同意不要」に?個人情報保護法改正が揺さぶるプライバシーと自由意思の境界線

AI開発の国際競争力向上か、それとも個人情報の最後の砦の崩壊か。 2026年6月現在、参議院のデジタル社会形成・AI活用特別委員会などで激しい審議が交わされている「個人情報保護法等の一部を改正する法律案」。その焦点となっているのが、AI開発やビッグデータ解析のために本人の同意なく要配慮個人情報を取得・第三者提供できる「統計作成等の特例(統計特例)」の創設だ。 政府が「日本のAI開発を阻害する規制の壁」を取り除こうと規制緩和を急ぐ一方、国会や有識者からは「ザル法どころか底の抜けた筒」「生の個人データが本人のあずかり知らぬところで流通する」と強い懸念と批判が噴出している。 本記事では、この法改正の背景にある国産AI(ソブリンAI)開発を巡る国家的な思惑から、特例措置がもたらす法的・技術的な抜け穴、さらにはAIによる精緻な「プロファイリング」が個人の自由意思や民主主義に与える深刻な影響までを多角的に検証する。 1. 【背景:なぜ今、この法改正が必要とされるのか?】 2026年4月,政府は個人情報保護法の改正案を閣議決定した。今回の改正は、2003年の法制定以来、日本のデー
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政治・社会

「立法府の総意」がまとめた皇族数確保策──天皇陛下が望んだ「国民の理解」と、養子案に残るモヤモヤ

リード ── 79年ぶりの皇室典範本則改正へ、静かに動き出した歴史の歯車 2026年6月、日本の根幹にかかわる議論が、ひとつの節目を迎えた。減り続ける皇族の数をどう確保するか――。衆参両院の正副議長は10日、「女性皇族が結婚後も皇室に残る」案と「旧宮家の男系男子を養子に迎える」案の両方を「了とする」とした「立法府の総意」を取りまとめ、高市早苗首相に提出した。政府はこれを受けて皇室典範の改正案を作成し、今国会での成立を目指す。実現すれば、1947年(昭和22年)に現行典範が施行されて以来、初めての本則改正となる。 その翌11日、オランダ・ベルギー公式訪問を13日に控えた天皇陛下は、皇居・宮殿での記者会見でこの議論に触れ、「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と述べられた。制度そのものへの言及は控えつつ、静かに、しかしはっきりと「国民の納得」を願うお気持ちを示された形だ。 なぜいま皇族数の確保が急がれるのか。そして、賛否が割れる「養子案」には何が問われているのか。本稿で整理する。 背景 ── 皇位継承資格者は「悠仁さまただ一人」という現実 議論の出発点に
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